2004年1月からの死者は計5351人。
内訳は2956人がイスラム教徒(55.2%)、2264人が仏教徒(42.3%)、131人(2.4%)が不明。負傷者は計9883人、イスラム教徒が3119人(31.6%)、仏教徒が6261人(63.4%)。
タイでは仏教徒の犠牲者が圧倒的に多いと誤解される傾向にありますが、実際は死者に関してはイスラム教徒の方が多いです。
一方、この地域の人口割合(イスラム8割、仏教徒2割)を考えると人口あたりでは仏教徒の方がずっとハイリスク(死者負傷者合わせ約5.6倍の確率)です。
しかし、気をつけなければならないのは死者数では仏教徒が少ないのに、負傷者になると仏教徒がイスラム教徒の2倍にのぼるという事実です。
これは何を意味するのかというと、イスラム教徒は一般市民が多いのに比べ、「仏教徒」の多くは治安部隊関係者であるからです。
つまり、治安部隊は狙われる確率が高いが、武器で反撃できること、防弾チョッキを装着していることから、怪我だけで死にいたる割合が少ないということになります。
別の統計の記事
News Clip(数が上と一致しませんが)
1月12日
追記:深南部の紛争の孤児が7312人に達する