5月22日のクーデター以来、停止していた深南部のコミュニティーラジオの営業が6月27日に許可されました。
ただし、数百あると言われる局のうち
許可が出たのは48局のみで、その目的もラマダン中の宗教活動を支援するという名目です。
ラジオは地元に密着していて住民に支持を得ていて影響力があることから、以前から治安当局の監視対象でしたが、数が多いことや海賊局もあることから、取り締まりが徹底していませんでした。
しかし、王政非難の内容を放送しているラジオ局をタクシン派が放置してきたため、クーデター後は軍部の徹底的な取り締まりの対象となりました。
特にタクシン派の前政権下の深南部では、指導者が住民に対して特別自治区へ期待を持たせる発言をしていたため、特別自治に反対する軍部は修正に動くと見られます。現在タクシン派の政治家も赤服活動家も軍政権に行動を逐一監視され、全く身動きが取れなくなっています。
当分は、何を発言するにも細心の注意を払わなければならないでしょう。
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