ディープサウスウォッチの下にある深南部ジャーナリスト学校(Deep South Journalist School - DSJ)が新しい試みとしてシナラン(マレー語で光という意味)という月刊新聞の発行を始めました。http://www.deepsouthwatch.org/node/3831
目的は、マレー語でのコミュニケーション及びジャーナリストの育成ですが、ユニークなのはこの新聞ではジャウィー(ヤウィー)文字が採用されていることです。ジャウィー文字はアルファベット採用以前にマレーシアやインドネシアで使われたアラビア文字ですが、現在でもブルネイでは頻繁に使われ、マレーシアでは数紙の新聞が発行されているようです。
ジャウィ文字
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A6%E3%82%A3%E6%96%87%E5%AD%97
ジャウィ文字が読めない人のためなのか、タイ語で概要説明が付いています。例えば「4言語(タイ語、マレー語、アラビア語、英語)を使える地元のジャーナリストを育成する。」「タディカー(児童のためのイスラム教育の場)で中国語が開講」「クランタン州でもっとも古い私立大学が南部の紛争に関心を示す。」
このプロジェクトを支援しているらしいUNDPのSTEPプロジェクトも興味深いので次にまとめたいと思います。
http://www.th.undp.org/content/thailand/en/home/operations/projects/crisis-prevention-and-recovery/southerthailand-empowerment-and-participation--step--project/