タイトルどおりです。

ラマダン開始後、初めて爆弾事件があった7月17日から23日までの一週間を見る限り、停戦が守られているとは言い難い状況です。

19日：タンボン長が撃たれる。
19日：元レンジャーが殺される。
20日：ゴム採集者2人が射殺される。
21日：夫婦が殺される。
22日：治安部隊は出て行けと書かれた横断幕が置かれる。
23日：公務員が射殺、村長が負傷。
23日：容疑者のRKKメンバーの拠点を襲撃。
23日：4歳の子どもが両親が射殺されるのを目撃。

この間BRNのハッサン・ターイブは、タイ側が停戦合意に違反しているため、BRNは反撃せざるをえないと仲介者のマレーシアへ苦情申し立てをしました。タイ側はこれを否定しています。


根本的な原因は、ハッサン・ターイブ（BRN)もパラドンNSC事務局長も、どちらも自分側の武装部隊に対する影響力をほとんど持っていないためでしょう。そのため、今後いかに影響力と決定権を持っている人々を説得して巻き込めるかがポイントなのだと思います。それは、現実にはとても難しいことですが。