8月27日の反政府側による記者会見に続き、9月22日にタイ政府側の協議団が
タイ語と英語で公式ステートメントを出しています。
ステートメントの内容は「武力行使が続けば、どちら側にも完全な勝利はなく、国に損害を与え、自身の兄弟姉妹を失い、子ども達に暗い未来を残すことになる。」
「今後は各分野でタイ政府側、政府と意見の異なる側(反政府側)、ファシリテーター(マレーシア側)の3者が参加する各分野のワーキングループを結成する。法の分野ではタイの法に照らし合わせて彼らの免責を検討する。開発と安全に関しては、地元民のニーズの高い分野の開発と安全地区の設定を行うこととする、将来的には市民セクターも参加して地元の開発について話し合う。」
前列向かって右から
1.チャンチャーオ チャイヤヌキット法務省副事務次官
2.ポンチャート ブンナーク国家安全保障評議会(NSC)副事務局長(10月で定年のため後任に交替)
3.アクサラ・クートポン協議団長(10月に陸軍を定年退職しましたが続投が決定。)
4.キッティー・インタソン第4管区司令官
5.チンワット・メーンデートISOC第四管区平和センター事務局長
後列向かって右から3番目
6.ナックロッブ ブンブアトーン国内治安維持司令部(ISOC)第5部(深南部担当)副部長、和平協議事務局
右から5番目
7.チュアンチャート ウォンスパラナン南部国境県行政センター(SBPAC)副事務局長
右から6番目
8.タイラット プレークトーン(国家情報機関※タイのFBI)。
この8名以外は支援要員です。それにしても宗教関係代表やアカデミック代表だけでなく三県の知事もいないし、インラック政権時代に協議をリードしていたNSCとSBPACが、事務局長ではなく副事務局長を出しているというのが後退した印象を与えます。簡単に言えば中央かつ軍が主導で地元や官僚は副になっています。
