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タイ深南部勉強ノート

英語、タイ語、マレー語、日本語からタイ深南部紛争地域の情報をぼちぼち整理しています。 自分用のメモなので時々書き直し、追加あります。

第3回クアラルンプール和平会議(8月25日)

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第3回クアラルンプール和平会議(8月25日)

8月25日に第3回目の和平協議(非公開)がクアラルンプールで行われるという情報が出周り、マスコミが早速動いています。

また、8月27日(明日)、MARA PATANI側が初めて正式にマスコミに姿を現して意見表明を行うことになっており、まだその前ではありますが、現時点で情報として流れているものをまとめておきます。

タパニー記者によりチャンネル3で25日夜に放映された内容によるとタイ政府側がMARA Patani側に示した提案は次の通り。

1.双方が合意するSafety zoneの設置。
2.住民の希望に沿った開発
3.双方が合意できる司法の手続き(กระบวนการยุติธรรม)

1は、タイ政府側が非常事態令を解除して警備を緩め、MARA Patani側が事件を起こさないという双方の信頼関係の基づく安全地帯の設置でまず様子を見るという提案。2.は南部に落ちているという莫大な「開発費」が、治安等の問題で実質的に軍や中央主導になっているのを住民の希望に基づいた開発にするというもの、3はいろいろな面を含むと思いますが、MARA PATANI側では訴追免責や逮捕されている人の釈放、重罪を犯した軍関係者の処罰が入ると思います。


反対に、MARA PATANI側がタイ政府側に出された提案

1.南部国境県の問題を国家のアジェンダとすること。
2 タイ政府がMARA PATANIを認めること。
3.タイ政府がMARA PATAIに(訴追)免責を与えること

このうち1については、タイ側は首相令230で首相が直接関わることで解決する、2はMARA PATANIが交渉相手であることは問題ない、3.ついてはタイ国内の法律に沿うと話しています。


MARA PATANI側は何名かはわかりませんが、6組織(BRN、BIPP、PULO-P4、PULO-Dspp、PULO -Mkp、GMIP)、タイ側は9名で名前から判断すると団長始め4名が軍関係者、5名が政府関係者のようです。

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