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タイ深南部勉強ノート

英語、タイ語、マレー語、日本語からタイ深南部紛争地域の情報をぼちぼち整理しています。 自分用のメモなので時々書き直し、追加あります。

「独立が達成できないなら英雄として死ぬ」BRNのビデオ2015年9月7日

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「独立が達成できないなら英雄として死ぬ」BRNのビデオ2015年9月7日


昨日(7日)にBRNの新たなビデオが新たに投稿されたようです。話しているのは
Abdul Karim Khalibと見られる人物で和平協議に対する反対を表明しています。このビデオではアブドゥルカリムはBRNの情報部であると自己紹介し、マレー語で話しています。(ビデオはこちら。ただし、このエントリはBBCThaiの記事を基に書いています。全訳ではありません。)

Abdul Karimは過去にもビデオで意見表明をしています。
→ 2013年4月エントリ BRNの要求事項
→ 2013年5月エントリ BRNの3つめのビデオ


以下BBCの記事からアブドゥルハキムの言葉を抜粋。


「パタニメラユ民族はサヤーム(タイ)政府と独立を目指して長年戦ってきた。しかし、タイ政府は問題の解決に真剣に取り組んだことは一度もなかった。そして過去にタイ政府が常にうそつきであり今もそうであることから和平協議にも信頼を置いていない。

タイは国内の問題で政治が大きく変わろうとしている。民衆は利用され犠牲となっている。民衆の意思を反映できる民主主義を確立しなければならない。

国際社会はタイが民主主義を尊重していないことを知っている。BRNもタイ政府を信用していないし、メラユ民族もこの戦いが民衆の革命であると信じている。民衆による民衆のためにBRNは独立のために戦う。独立が達成できなければ英雄として死ぬことに甘んじる。


他国は植民支配者であるサヤームがメラユパタニ民族に対する人道や民族自決を尊重してこなかったことを知っている。過去と同じようにパタニを騙さないかと不信を持っている。なぜなら、タイの植民地主義者は昔から目的を達成するためならうそつきの詐欺師で、かつテロリストで有名であるからである。我々マラユパタニ民族は道徳心も誠実さもないうそつきのサヤーム(タイ)を信じない。」


BBC記事ではマラパタニーのアユッブ ハーフェズ アルハキムにこの件について次のインタビューを載せています。

「このビデオではBRNはマラパタニを支持するかしないかについて何も言及していない。BRNの評議会(DPP)はまだ何も決断していないし、今後の経過を見守る姿勢を崩していない。マラパタニにはBRNの真の幹部が参加していると自分は信じているため今後も成果を出せるように活動していく。

ビデオの中では、和平協議に対して信頼が置けないと繰り返し、タイ政府の誠実さに対しての不信を述べている。以前BRNが出した5つの要求に対してタイ政府はまだ何も応えていない。」

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