深南部は簡単に行ける場所ではないため、新聞や政府広報で情報を追うことが多いのですが、タイでは報道や発表が不正確なことが多く、そう簡単ではありません。事前の憶測記事やリーク記事はたくさん出ても、きちんと確認したフォローアップ記事が少ないと感じるのは私だけではないと思います。
和平協議にしても参加者に関する報道はまちまちで、実際に誰が参加していたのか確認するのに手間取りました。結局わかったのは、
事前報道とは大分違っていることでした。そこで、ここに改めてまとめておきます。
下記の8名は1回目から3回目まで参加したメンバーです。過去三回の協議のうち、メインの8名は変わらず、残りは多少入れ替えがありました。
1.パラドンNSC事務局長/協議チームリーダー
2.タウィーSBPAC長官/和平協議事務局
3.ニパット国防省副事務次官
4.サリチャイ公安警察長官
5.ナックロッブISOC本部第5局副局長 (※第5局は深南部問題担当局)
6.
サムレット国防省特別顧問7.アシズ南部国境県平和構築顧問評議会議長
8.シーソンポップ・プリンスオブソンクラー大学パタニ校政治学部教授
これに第1回協議(3月28日)では、アピナン・ナラティワート県知事が加わり総勢9名。
第2回協議(4月29日)では、アピナン知事の他、チャリン陸軍第4管区副司令官、Lertkait・SBPAC副長官の総勢11名。
第3回協議(6月13日)では、チャリン陸軍第4管区副司令官の他、プラムック・パタニ県知事、マローニンSBPAC宗教担当副長官、ピヤSBPAC副長官で総勢12名。
SBPACが多いのは、タウィー長官が事務局として、15名以内であれば追加メンバーを決められる立場にあるからのようです。この他に事務局補佐としてクアラルンプール調整事務所のタイ警察官と領事館派遣の通訳が1名ずついます。
一方、マレーシア政府にガードされていて公表されない分離派側は、常時6-7名でほぼ全員がBRNのメンバーのようです。(PULOが入っているという情報もあり。)
追記:
第一回目のマスコミ報道(全員の紹介つき)