もし、私が今どっち(武装反政府グループか、軍・警察中心のタイ政府)を支持するかと言われたら、とても困ると思います。どちらも極端過ぎるからです。なのに現在の交渉参加者はこの2者しかいません。
タイ政府側が想定している市民社会からの参加者も、これまで2回の協議では大学識者が一名のみです。真ん中にいるはずの大多数の市民の意見が反映されるのはいつだろうと思っていたら、やっと具体的な行動についてのニュースが入ってきました。
50の組織の150名の代表が和平協議について議論し、今後独自の和平ロードマップ作成を計画しているというニュース彼らは、レデラックの言う第2レベル(中範囲)のリーダーたちで、例えば深南部の問題に関して声を上げてきた
アンカナ氏や、ソーラヤ氏が含まれます。彼らは、
海外の平和構築の専門家の指導の下、和平ロードマップのためのワークショップを行いました。その時の様子については
こちらを参照。
タイ政府側の一メンバーとしてこれから参加を検討されるようですが、むしろ第3勢力として他の2者と同じくらいの勢力を持ってどんどん行動を起こしていってほしいものです。そのために、海外の支援の手がこれまで以上に必要になって来るでしょうね。
6月12日追加:
市民がインプットする時が来た(まとめ記事)